こんにちは、キャリアコンサルタントの渡邊です。
最近はあらゆる分野で技術革新がおきて、便利な世の中になっています。
ただ、それと共に謎の用語(何かの英語を略したやつ)がどんどん増えてきてませんか?
これらの事は理解しておくと生活する上でとても便利です。
でも、、、
「体が受け付けない!」
「本や記事を読んでもややこしくて理解できない!」
こうして理解を放棄する事になりがちです。
そこでできる限りわかりやすく、お伝えしていきたいと思います。
今日のテーマは【IOT】【ビッグデータ】【AI】
よく聞く単語ですが、関わり合いの深い単語なのでまとめて一気に解説したいと思います。
IOT、ビッグデータ、AIを人に例えるとわかりやすい
物の機能って何かに例えるとわかりやすいですよね?
よく、パソコンの機能でも「HDハードディスク」は机の引き出しで「メモリ」は机の上の広さに例えられたりします。
今回はそれぞれを人の機能に例えてみたいと思います。
私は、IOTは【経験】、ビッグデータは【知識】、AIは【思考や判断】だと捉えています。
これが、IOT、ビッグデータ、AIの働きだと考えています。
それでは、それぞれを理解する為に一つひとつを詳しくお伝えしていきます。
IOTとは?
IOTとは、モノがインターネットを通じて通信することを意味します。
Internet of Things(モノのインターネット)を略してIOTです。
スマートフォンやタブレットはもちろんですが、今では色々なモノにインターネットが接続される様になりました。
IOTで何が変わるのか?
モノがインターネットに繋がる事で何が変わるのでしょうか?
- 遠方から状態を確認したり、操作したりできる
- 視覚で確認していなくても状況を確認してくれる
- 膨大なデータを収集してくれる
1の例では、遠方から自宅の冷蔵庫にプリンが入っている事を確認し、無ければインターネットで注文したり、帰りにコンビニで買って帰ったりできる様になります。
2の例では、鍵をかけ忘れて出かけたのを通知してくれたり、自動でロックしてくれたりします。
個人的には3のデータ収集がIOTの一番重要な部分だと思っています。
ユーザー自身のデータを記録してその人に使いやすいようにカスタマイズされます。
スマートフォンで、普段アラームを設定しているのにしていなかったら、「アラームを設定し忘れていませんか?」と通知がでる事があります。
これは、自分の普段の生活習慣データを記録してくれて、ユーザーに合わせてサービスを行ってくれる例です。
これが、人間における「経験」という部分になるのではないかと思います。
それが、IOTだと私は捉えています。
IOTの事例
次にIOTの技術が使われている分かりやい事例を紹介します。
テレビ
昔は放送局がお届けする番組を放送するだけだったのが、テレビです。
それが、インターネットに接続される事によって、放送予定の番組を確認・予約する事が容易になりました。
更にリモコン操作を使って視聴者がクイズに答えたり、投票したりする事によって、参加型のエンターテインメントにも発展しつつあります。
体重計
以前は自分の体重を測定するだけだった体重計。
インターネットに接続する事により、スマートフォンやパソコンにデータが送られて健康管理等に使われます。
スマートウォッチ等から測定される、心拍数や血圧等のデータも併せて管理する事で非常に有用なデータを集める事ができる様になります。
錠剤ケース
自分の飲むお薬を管理する為のケースです。
それが、インターネットに接続する事により、適切なタイミングで服用タイミングをユーザーにお知らせする事ができます。
また、家族や医療関係者に服用状況を共有する事も可能です。
自動車
インターネットに接続される事により、現在の状況を判断して最適なルートを探してくれる様になったナビゲーションシステム。
危険を察知する事により自動的に作動するブレーキ等、様々な形でIOTが使われています。
ちなみに、IOTの事例は下記のサイトでたくさん紹介されています。
IoT 事例101選!未来の日常生活に欠かせなくなるのはこれだ!
ちょっと意外なものまでIOTが使われる様に進化しています。
「足を温めてくれるインソール」とか面白いなと思いました。
これから更にあらゆるモノにIOTが使われていく事だと思います。
それによってモノの使い方がアップデートされたり、更に様々なデータが収集されてより良いサービスが提供される事になると思います。
ビッグデータとは?
ビッグデータとは、インターネットの普及によって得れる様になった大容量で多様なデータの事です。
以下の内容で定義されます。
- データの量(Volume)
- データの種類(Variety)
- データの更新頻度(Velocity)
IOTによりあらゆるモノから大量のデータが蓄積される様になりました。
様々なモノにIOTが使われ、情報の種類も多様化しています。
これらがインターネットに常時接続されてデータがリアルタイムで更新されていきます。
まさに人間でいうところの膨大な「知識」と言えるのではないでしょうか?
こうして膨大な知識を活用する事であらゆる分野でのサービスの向上が見込めます。
amazonで買い物した時に、「これを買った人にはこちらもおすすめです!」って出てきますよね?
これも、多くの方の買い物履歴のデータから導き出されておすすめされている訳です。
AIとは?
AIとは、人工知能の事です。
AIについては古くから研究されてきたようです。
ですが、単純な命令は遂行できるものの、人間の様な高度な事はできずに研究を繰り返されてきました。
これが、近年のディープラーニング(機械が自動で学習を行う技術)によってAIの急速な進歩がありました。
ようやく、AIが実用的な段階にきたのが2010年頃からと言われています。
これも、IOTによってAIを学習させるためのビッグデータを得られる事ができる様になった事が大きいと思います。
AIのできる事、できない事
そんな膨大なデータを学習して進化したAIですが、なんでもできる訳ではありません。
これらのできる事とできない事を把握しておくことが重要だと思います。
AIのできる事は大きく分けると以下の内容です。
- 物事を判断する
- 未来を予測する
- 作業を自動化する
物事を判断する
AIは大量のデータから最適な判断を下します。
例えば医療現場でレントゲン画像を見て、過去の事例と照合し病気を推測します。
医者とダブルチェックを行う事により、診断ミスや見落としを防ぎます。
未来を予測する
AIは過去のデータを活用して未来予測を行います。
企業の売り上げや成長率の予測から株価の値動きを予測したり、自動運転において危険予測から回避行動をとります。
個人の趣味趣向に合わせて商品の提案を行うのも未来予測の技術です。
作業を自動化する
AIにデータによる状況判断を行わせる事によって自動化させる事ができます。
自動会話や自動翻訳もそうですが、ユーザーによって内容が変わる自動広告配信などもそうです。
そして自動運転。
あらゆる状況に対するデータをAIに学習させて、それに対する行動をプログラミングする事で自動運転の実用化が進められています。
今できない理由が、現状のAIの課題とも言えます。
では、現状でAIのできない事はなんでしょうか?
それは、「感情を読み取る事」や「空気を読む事」です。
表情や音声データ、心拍数等のデータを用いて感情を読み取る研究は進められている様ですが、実用化にはまだ時間がかかりそうですね。
いつかAIが人間の感情を理解する日が来るのでしょうか?
最近はAIによって人間の仕事を奪われるなんて話が聞かれますが、AIのできる事やできない事を把握していく事が重要かもしれませんね。
まとめ
さて、今日は【IOT】【ビッグデータ】【AI】についてお伝えしました。
わかりやすくお伝えする事ができたでしょうか?
- IOTとは、モノがインターネットを通じて通信する事。
- ビッグデータとは、インターネットの普及によって得れる様になった大容量で多様なデータの事。
- AIとは、IOTによって得たビッグデータを活用する人工知能の事。
IOTを【経験】、ビッグデータを【知識】、AIを【思考や判断】という形で例えさせて頂きました。
これらの用語の意味を理解しておく事で私生活やビジネスにおいても活用できる事があると思います。
是非、覚えておいてくださいね。
それではまた!