こちらの記事に興味を持って頂きありがとうございます。
中卒でキャリアコンサルタントをしている渡邊です。
こちらでは、キャリアの選び方に有益な情報や、大人として最低限知っておきたい教養を発信しております。
今日は選挙の候補者選びに関する情報をお伝えしていきます。
最近は若者の政治に関する意識も高まりつつあり、選挙への投票に行かれる方も増えつつあるのではないでしょうか?
私の周囲でも「今まで行った事なかったけど投票に行ってみたい」という声も聞こえてきます。
しかし、そんな「はじめて」の方に出てくる問題が「誰に投票したらいいかわからない」という高いハードルです。
「なんとなく選挙ポスターを見て感覚で決める!」とか、「友達の政治に詳しい○○さんが推してたから!」なんて理由で投票するのも勿論アリなのですが、どうせ参加するならちゃんと自分で調べて投票したいものです。
そんな投票する候補者選びに迷っている方に「初心者向け候補者の情報収集3選」をお届けしたいと思います。
選挙によって投票方法が違う!覚えておきたい選挙の種類
選挙の種類によって選ぶ対象者や投票方法が変わってきます。
選挙の種類は主に3つなので覚えておくと候補者が選びやすくなります。
初心者向けですが、以下の内容だけでも覚えておくと良いかもしれません。
衆議院議員総選挙 | 国の政治を行う国会議員を選ぶ選挙 任期は4年(4年ごと又は解散で総選挙) 小選挙区289人 比例代表176人 |
参議院議員通常選挙 | 国の政治を行う国会議員を選ぶ選挙 任期は6年(3年ごとに半数ずつ選挙) 選挙区147人 比例代表98人 |
地方選挙 | 都道府県や市区町村の政治を行う地方議員を選ぶ選挙 任期は4年 多くの地方議員は4年に1回行われる「統一地方選挙」で選出 |
上記の表を見れば、「衆議院議員総選挙」と「参議院議員通常選挙」は国会議員を選ぶ選挙で、「地方選挙」が知事や市長、市区町村の議員などを選ぶ選挙だという事はわかりますが、衆議院と参議院の違いが分かり辛いですね。
ニュースなどでもよく聞く「衆議院」と「参議院」って何でしょうか?
日本は二院制といって国の政治を行う議員を2つの組織(衆議院と参議院)に分けています。
二院制のメリットは?
- 国民の様々な意見をできるだけ広く反映させることができる
- 一つの議院の決めたことを他の議院がさらに検討することによって審議を慎重に行える
- 一つの議院の行き過ぎを抑えたり(抑制)、足りないところを補ったり(補完)できる
衆議院と参議院の違いは?
衆議院は、任期途中で解散の可能性があるが、内閣総理大臣の指名や予算の議決など一定の優位性を持っている
参議院は、任期が長く途中解散が無い。3年ごと半数ずつ選出される。
仮に衆議院の解散総選挙と参議院の任期満了の選挙が同時にあったとしても、参議院の半数の議員が存在する事になります。
初心者向け情報収集3選
実際の選挙では、衆議院議員総選挙の「小選挙区」、参議院議員通常選挙の「選挙区」、地方選挙に関しては、候補者の名前を記入します。
これに対して「比例代表」では、政党名を記入し、得票数の多い政党からの「推し議員」が多く選ばれるというシステムです。
その為、衆議院と参議院の選挙の場合は「自分の住んでる地域の候補者の比較」と「政党の比較」の2つの情報収集をするのがベストです。
これを踏まえて初心者が簡単に情報収集できそうな方法を3つご紹介したいと思います。
選挙情報収集その1.選挙公報
選挙公報とは、候補者の名前、所属政党、経歴、政治の意見などを掲載した書類です。
選挙毎に発行され、選挙公示日以降に自宅に届きます。
郵送が投票日直前になる事もありますが、都道府県や市区町村の公式サイトからもPDFデータが閲覧できる場合が多いのでそちらを活用するのも良いのではないでしょうか。
情報量は少ないですが、最低限の比較要素は記載されているので初心者には候補者を一番簡単に比べやすい方法だと思います。
結構、候補者毎に個性が出ている時もあり、面白味もありますので以下にアップした過去の選挙公報を参照してみて下さい。
選挙情報収集その2. 選挙ドットコム
「選挙ドットコム」は、選挙ニュースにコラム、政治家のデータなど、選挙に関する情報が幅広く手に入るサイトです。
選挙時の情報収集においても、自分の住所から選挙区と候補者が参照されるので安心です。
候補者ページは動画付きでわかりやすく、候補者毎のブログやTwitterなどSNSにもここからアクセスできるので非常に便利です。
選挙情報収集その3. JAPAN CHOICE
「JAPAN CHOICE」は、各政党の政策が比較できるサイトです。
各政党の政策は、政党毎の公式サイトを見るのがスタンダードな情報収集方法かと思いますが、この 「JAPAN CHOICE」 では、「経済」「子育て・教育」「社会保障」「外交・安全保障」などの政策ごとに各政党の考え方を比較しやすいつくりになっています。
「政党の主張の違いがわからない。」「自分の考え方がどの政党に近いのかわからない。」
このような方にはピッタリな情報収集法ではないかと思います。
候補者情報はもちろんですが、「公約実現度の比較」や「政治情報のYouTube配信」などの面白いコンテンツも充実しているので深く政治を学んでいきたい方にもオススメできるサイトです。
はじめての選挙では、誰に投票したらいいのかわからない上に、どうやって調べれば良いのかわからないものです。
まずは、今回ご紹介した3つの方法から始めて頂くのが良いのではないでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
この記事が、あなたのキャリアにプラスになれば幸いです。
それではまた!
中卒キャリアコンサルタント 渡邊 和真