この記事に興味を持って頂きありがとうございます。
キャリアコンサルタントの渡邊です。
今日から、以前より興味のあった、京都の各駅周辺を散策するという企画を始めてみたいと思います。
第一回目は「嵐山駅」
桂川の南に阪急嵐山駅が、北に京福嵐山駅があり、その周辺が観光地となっています。
幼少の頃は阪急嵐山駅の近くに住んでいたので魅力を伝えやすいかと思い、第一回目に選びました。
自然と歴史を感じれる魅力的な観光地となっていますので、今日は嵐山の魅力を少しでもお伝えさせて頂きます。
嵐山について
嵐山は、桜や紅葉の名所として有名です。
日本さくら名所100選と日本紅葉名所100選にも選定されています。
京都の代表的な観光地ですが、京都市内では西の端っこ辺りにありますので、他の京都の有名な観光名所とは少し場所が離れています。
本来は、桂川の南側が「西京区の嵐山」で北側が「右京区の嵯峨野」という地名ですが、「渡月橋」一帯を嵐山と呼ぶのが一般的です。
阪急嵐山駅~中之島公園~渡月橋
まずは、地図でも下の方にある「阪急嵐山駅」
阪急の京都線の桂駅で嵐山線に乗り換えて約8分です。
駅周辺は住宅地で普段は静かな雰囲気ですが、観光シーズンになると人で溢れかえります。
駅前には温泉旅館があるので泊りの拠点にできますし、レンタルサイクルもあるのでちょっと遠出してみるのも良いかもしれませんね。
阪急嵐山駅から歩いて2.3分で桂川の中州にある「中之島公園」へ。
中之島公園にはお食事処やお茶屋さんなどもありますので休憩にはぴったりです。
渡月橋のバックに西方の山々が映える風景が望めます。
大阪から京都まで結ばれているサイクリングロードの終着点でもあり、自転車乗りの方々や、修学旅行生でにぎわう場所でもあります。
中之島公園~千光寺~CHAVATYで休憩
ここから、一般的な観光ルートなら渡月橋を渡り、北側を観光するのが一般的です。
今回はあえて少し南側を散策してみます。
まずは、中之島公園から出て、渡月橋とは逆方向に歩けば見えてくるのが「京都オルゴール堂」
ふらっと立ち寄ってみた京都オルゴール堂ですが、所狭しと凄い数のオルゴールで驚きました。
一般的なオルゴールだけでなく、キャラクターオルゴールや壁掛けオルゴール、アンティークなオルゴールは素敵な雰囲気でした。
興味がある方は足を運んでみて下さい。
次は川沿いを山の方に散策してみます。
少し進むと「嵐山モンキーパーク」の入り口が見えてきます。
140匹のニホンザルが飼育されており、景色も良いとの事で観光では人気のスポットですが、今回はスルーして奥に進みます。
ここからは、一気に観光客も居なくなり、静かな散歩コースになります。
舗装はされていますが、急な坂などを含めて10分位川沿いを歩きます。
しばらく歩くと、星のや京都さんの旅館が見えてきます。
宿泊客の方はここまで船で送ってもらうのでしょう。船着き場があります。
その横に「大悲閣 千光寺」の門があり、今日はここを登ってみます。
普通に山登り?石段を5分くらい登ります。
すると、、、
なかなかの絶景ポイントに行く事ができます。
ここは、千光寺の客殿で、清水寺の舞台を小さくした様な場所から撮りました。
私が訪れた際には他に観光客はおられませんでしたので、静かな絶景を独り占めできました。
眼下には保津川、切り立った崖の向こうには京都市街が広がります。
写真ではわかりづらいですが、大文字山や比叡山も望めます。
この千光寺は、江戸時代の豪商、角倉了以(すみのくらりょうい)が、保津川を開削した際に亡くなった人々を弔うために建立されました。
その為、本尊の千手観音菩薩と共に角倉了以の像も飾られています。
人が少なく、嵐山の中でもなかなかの隠れスポットだと思いますよ。
そして、中之島公園に引き返して、だいぶ歩いたので小休憩。
日本初ティーラテ専門店「CHAVATYチャバティ」さんへ。
2018年に表参道に1号店をオープン。
インドネシアのジャカルタの2号店に続き、嵐山は3号店となります。
この店舗、2つのお店の共有となっており、国内外で数多くのタイトルを獲得したバリスタ・岡田章宏さんがオーナーの「Okaffe」と共有しています。
どちらも魅力的なお店なのですが、今回は「CHAVATYチャバティ」さんをチョイス。
「抹茶のティーラテ」と「ハニーナッツとホイップバターのスコーン」を注文しました。
スコーンはしっとり系でパサパサせずに食べやすく、ハニーナッツの甘さに塩ホイップバターの食感と塩気が程よく混ざって美味しいです。
ティーラテは、抹茶感は抑え気味のすっきりとした飲み口で甘さも控えめです。
スコーンもティーラテにも満足し、良いお店でしたが、店内は広くないので中でゆっくり休みたい方には若干不向きかもしれません。
渡月橋~亀山公園~小倉山
次は渡月橋を渡り、観光のメインストリートと思いきや、またしても山の方に向かってみます。
渡月橋を渡り、交差点を左に向かいます。
すると、川沿いには高級そうな料理屋さんや温泉が並んでいます。
有名な「京都吉兆」さんもここに有り、いつか食べに行きたいお店です。
しばらく歩くと公園の入り口の石段があり、登ると「亀山公園」に出ます。
思っているより人が少なく静かな雰囲気でした。
ここも観光客はあまり来ないのかもしれません。
角倉了以の像がこちらにも飾られております。
そして展望台からはこちらも絶景が!
なんと先程の千光寺が向かい側に見えています。(左の写真の山の中腹あたりです。)
そして、そのまま奥へ進むと公園の端から「小倉山」に入れます。
舗装されていない完全にガチな山道ですが、5分程登るとこれまた絶景が!
真ん中に見えるのが先程渡った渡月橋です。
なかなかの眺望ですが、観光というよりほぼ登山なので、行きたい方は気を付けて下さいね。
小倉池~竹林の小径~野宮神社
小倉山から亀山公園に引き返し、北に公園を抜けると「小倉池」に出ます。
日本唯一の髪の神社「御髪神社」のほとりにあり、無数の蓮が小倉池を覆います。
なかなか珍しい光景でした。
そしてすぐ近くには嵐山の定番スポット「竹林の小径(ちくりんのこみち)」があります。
こちらの竹林の小径は、かなり歩いて汗ばんでいた体をひんやりと涼しい空気が癒してくれました。
木漏れ日も心地よくて、これが幽玄の世界という感覚なのかもしれません。
ゆっくり静かに散歩とはいかない場所ではあります。
竹林の小径を抜ければ、「野宮神社」があります。
小さな神社なのでスルーしようと思ったのですが、鳥居が不思議だったので寄ってみる事にしました。
これは、「黒木鳥居」と呼ばれるもので、クヌギの木の皮を剥かないままで使用する、日本最古の鳥居の様式らしいです。
野宮とは、天皇の代理で伊勢神宮に仕える斎王が伊勢に行かれる前に身を清める場所です。
その様子は源氏物語にも描かれており、学問・恋愛成就・子宝安産の神様が祀られています。
ちなみに神社とお寺についてはこちらの記事で↓↓↓
メインストリート~京福嵐山駅~渡月橋
野宮神社からようやく嵐山のメインストリートへ出ました。
すると道沿いに気になるお店が、、、
「Bruce 2nd」というお店ですが、上記の様に「人型の何か」が大量に並べられています。
「Bruce 2nd」という店名は、店主のお名前「鳥澤 ブルース・リー」さんから。※決して芸名ではありません。
不思議と興味を惹かれて店主に話を伺いましたら、これは、「人のかたちの筆箱」だそうです。
商品名は「people」
25年間も作り続けているそうです。
「こんなの使いづらいだけでしょ!」って思う方もいるでしょう。
私も最初の印象は「使いにくそう」でした。
でも、店主曰く、「使いやすさだけを追求したモノばかりが世の中に溢れているだろう?」とおっしゃられていました。
確かに、個性的な印象を与え、話題になる事もあるでしょうし、モノが入らない分、必要な物を選んで持つようになる等の効果もありそうです。他にもメリットがあるかもしれませんね。
筆箱にした理由は、「常に持ち歩く人も多く、長く使い続けられるから」だそうです。
その人が長く使い続ける内に「人の感情が込められるようになる」「考える時に共にある存在」「持ち主と共に在り、それぞれの個性が出る」これらが魅力的で筆箱にしたとの事でした。
更にデザイン原画や、他のアーティストとのコラボレーション作品等も見せてもらいました。(右の画像)
結局、話を伺っていると魅力的に感じて1つ購入。(左の画像)
聖護院大根のデザインに目を引かれてこれに決めました。
和風なデザイン以外にも、シンプルデザインやポップなデザインもありますのでどんな方でも好みのデザインがあると思います。
包装紙のデザインも20種類位?あって選ばせてもらえる謎のサービスもあります。(こういう遊び心は大好きです。)
リピーターは、特別なサービスが受けれるそうですが、何かは教えてくれませんでした。
なかなか変わり者の魅力的な店主と出会えて、楽しかったです。
帰って、早速筆箱を入れ替えましたが、全然入らない(笑)
それでもすでに謎の愛着が生まれており、買って良かったと思えました。
そんな「Bruce 2nd」さんのHPはこちら↓↓↓
さて、長く話を伺っていた為に店を出ると辺りは真っ暗。
天龍寺に行きたかったのですがスルーして、「嵐電の嵐山駅」へ。
とても京都の観光地らしい駅で、「友禅染」を用いた600本のポールを林に見立てた「キモノフォレスト」や駅の足湯も楽しめます。
そして戻ってきました「渡月橋」
昼の渡月橋とはまた違った雰囲気を見せてくれる「夜の渡月橋」
川のせせらぎ、遠目に映る市街地の灯り、コオロギやマツムシの鳴き声に風情を感じます。
まとめ
今日は阪急と嵐電の嵐山駅周辺を散策させて頂きました。
京都有数の観光地というイメージですが、自然が多く残り、都市部にもアクセスが良い場所な事もあり、住宅街として多くの人が住まれています。
観光地としての広さはほぼ徒歩圏内で回りやすいですが、意外にも一日では足りなかった印象です。
また次回、観光する楽しみができました。
少しメジャーな観光地とは違う場所も回らせて頂いたので、興味のある方は是非とも行ってみて下さいね。
それではまた!