自己PRどころか評価さげている【面接でのNGアピール】

こちらの記事に興味を持って頂きありがとうございます。

中卒キャリアコンサルタントの渡邊です。

書類選考には必ず「自己PR」の欄が存在し、面接でも「強みはなんですか?」と必ず聞かれます。

「面接で効果的な自己アピールを知りたい!」

面接を控えている就活生や転職希望者なら「志望動機」と共に最も頭を悩ませる問題です。

私は中学卒業後、数々の転職を繰り返す中で面接を突破し、さらに人材紹介会社でのマッチング経験を経て、現在は企業の採用担当としてのお仕事もしております。

そんな面接をあらゆる角度から見てきた私から見て、

「滅茶苦茶ミスっとる!」「聞いてられない!」

という自己PRがあります。

これらを私は「事故PR」と命名した。

思い付きでなんて素敵なネーミングと思ったが、ググってみると「事故PR」という言葉は多々使われていたので2分で使用を放棄した。

さて、面接官から見てもミスっているアピールをしているようでは、評価を上げるどころか岐阜バンジー並みの急降下になりかねません。

そのような事にならない為にも、この記事にまとめておきますので、当てはまる方は十分注意してください。

NGアピールになる条件とは?

では、まずは面接官にとってどのようなアピールがNGアピールになるのかを確認してみましょう。

次の2つがNGアピールの条件となります。

  • アピールの価値がない
  • アピールがありきたり

アピールの価値がない

面接では必ず「あなたの強みはなんですか?」「自己PRをお願いします」と質問されます。

そこで多くの方が、「能力的に自分が自信がある事」「経験によって自分ができる事」を答えがちです。

その回答は採用する会社にとって価値ある内容でしょうか?

就活や転職では自己分析を行い、自分の強みを発見します。

自分の強みを探す事は良い事ですが、応募する会社にとって価値を見出せる内容をアピールしなければ内定には繋がらない事は頭に入れておきたいところです。

アピールがありきたり

もう一つのNGアピールは「ありきたり」な事です。

面接官にとっては面接は仕事であり、会社にもよりますが毎日のように面接を行っている面接官もいます。

そんな中、ありきたりなアピールを行うと「また、これか、、、」と聞くのが嫌になってしまう事もあります。

自分にとっては初めて伝える内容であっても面接官にとってはどこかで聞いた事がある内容かもしれません。

ありがちな自己PRになっていないかは確認しておきましょう。

ありがちな3つのNGアピール

では、実際に私が面接官をしていて「価値が無い」「ありがち」と感じるNGアピールを具体的に3つご紹介します。

3つのNGアピール
  • やる気
  • コミュニケーション
  • 相手のニーズを汲み取れる(傾聴力)

やる気

やる気は、ある事が当然なのでわざわざアピールする価値がありません。

もちろん、やる気がある事は良いのですが、やる気というものは「私はやる気があります!」とアピールしても伝わりません。

特にありがちなのは、未経験の職種にチャレンジする際に「未経験の職種だからやる気しかアピールできない」という考えです。

直接的に仕事に関連しない経験でも希望職種に転用できるかもしれませんし、専門的な技術ではない基本的な能力でアピールできるかもしれません。

面接官は、未経験な事は書類選考の時点で承知しています。

そのチャンスを「やる気」をアピールするか、「今の自分で貢献できる何か」を探してアピールするか。

やる気では、厳しい採用競争を勝ち残るのは難しいと思います。

コミュニケーション

一番ポピュラーで、多くの応募者がアピールしがちな「コミュニケーション力」ですが、あまりオススメできません。

一番の理由は「ありがち」だからですが、それに併せて、わざわざコミュニケーション力を伝える必要が無いからです。

面接とはコミュニケーションの場です。

「自分の考えを伝える力」

「質問から相手の意図を読み取る力」

「逆質問で相手の考えを引き出す力」

これらのコミュニケーションが行われる場であり、面接の質疑応答の間に勝手に評価されています。

わざわざ「コミュニケーション力」を自己PRで伝える事に意味がありません。

相手のニーズを汲み取れる(傾聴力)

傾聴力もコミュニケーションの一種なのかもしれませんが、接客業や営業経験者の多くがこの「相手のニーズを汲み取れる(傾聴力)」をアピールしがちで、オススメできないので書いておきます。

これもコミュニケーションと同じく、面接を行っていれば自然に伝わる力なのでわざわざ伝えるべき力とは思えません。

そういう意味では「相手のニーズを汲み取れる事をアピールしているが、面接官のニーズは汲み取れていない人」という評価になりかねないので注意してください。

アピールどころかマイナスにならない為に

自己PRは、「採用する会社にとって価値ある内容」「オリジナリティのある内容」が望ましいです。

今日お伝えした3つのPRをしがちな人は、評価どころかマイナスになっている可能性があります。

是非、別のアピール方法を探して下さい。

面接に挑む前に会社のHPや採用ページ等から「どんな人を求めているのか」を読み解く準備をするのがオススメです。

自分の売りたい商品を勧める営業は一流とは言えませんよね?

相手のニーズに寄り添い、それに合わせて魅力的な提案を行う営業が一流です。

同じように企業の採用のニーズを汲み取り、オリジナリティ溢れる魅力的な自己PRを目指して下さい。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

この記事が、あなたのキャリアにプラスになれば幸いです。

それではまた!

中卒キャリアコンサルタント 渡邊 和真

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