こんにちは、キャリアコンサルタントの渡邊です。
自分に軸はありますか?
今回は自分にブレない軸をつくるための自己分析ワークをご紹介したいと思います。
それが「セブンルール」を定めよう!です。
セブンルールとは?
人間は軸があるとブレずに生きる事ができます。
カッコよく言うと信念の様なものと言えるかもしれません。
それを言語化してルールとして定める事により、自分の行動指針とするのが「セブンルール」です。
セブンルールってどっかで聞いた事あるけど?
その通り!某テレビ番組のパクリオマージュです。
実は私は自分のルールを定めようと始めた頃は、多くのビジネス書や哲学書、自己啓発書等を読み漁り、良いなと思う事をどんどん自分のルールとして取り入れていきました。
そんな折、某テレビ局で「セブンルール」という番組をやっているのを拝見しました。
テレビ番組の「セブンルール」では、毎週働く女性にスポットを当てて、その方々が大切にしている7つのルールをひも解いていくドキュメンタリー番組です。
私もそれに合わせて本当に大切だと思う事を7つに絞ってみると、しっくりくる数でした。
7つなら常に頭に入れて意識できる数ですし、7つのルールって言うとなんかカッコいいですしね。
何故ルールを定めるのか?
「7つの習慣」というビジネス書はご存じですか?
スティーブン・R・コーヴィーの著書で全世界で3000万部売れた最も読まれたビジネス書です。
私も何度も読み返している本です。
この第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」でも、個人のミッションステートメントを書くのが効果的とあります。
ミッションステートメントとは、会社でいうところの「経営理念や社是」にあたります。
個人のミッションステートメントも、正しい土台としていれば、その人にとって揺るぎない基準となる。
その人の憲法となり、人生の重要な決断を下すときの基礎となる。
変化の渦中にあっても、感情に流されずに日々の生活を営むよりどころとなる。
それは、不変の強さを与えてくれるのだ。
「7つの習慣」より引用
人が何かの選択を行う時に、行動指針という軸がなければどうしてもその時の状況や感情に左右されてしまうものではないでしょうか?
そんな中でも、自分の大切にするべき事が明確化されていればブレない行動指針になってくれます。
最近は時代の変化のスピードも早く、一人ひとりの取り巻く環境も目まぐるしく変化します。
ついひと昔前の常識が今では通用しないなんて事は日常茶飯事ですよね?
家族や友人との関係性、仕事の環境、お金の増減、その他の様々出来事への変化の対応で精一杯になりがちです。
それも、自分の大切な事を定めてルール化しておけば、感情に流されずに現実のありのままを受け止める事ができるのではないでしょうか?
実際に7つのルールを定めよう
やり方は至ってシンプルです。
とにかく自分が大切にしたい事をたくさん書けるだけ書き出しましょう。
一つだけ注意点を挙げるのであれば、特定の物や人に依存するものは避けた方が良いと思います。
配偶者、恋人、特定の友人、家、車、お金等です。
例えば、「息子を大切にする」等のルールをつくった場合、息子との関係性は時が経てば変化します。
年齢を重ねれば家を出る事もあるでしょうし、関係性が切れる事だって無いとはいえません、自分より先に亡くなる事だって考えられます。
そういった事で揺れる事になるルールは避けた方が良いと思います。
自分自身の考え方や価値観、能力や人格を形成できるものが望ましいと思います。
そうして、たくさん書き出したものの中から7つに絞っていきます。
系統が同じならまとめてみるのも良いかもしれません。
例)「机の上は綺麗にする」+「トイレは常に綺麗にする」=身の回りは綺麗にするように心がける。
正直、最初に定めたルールはしっくりこないかもしれません。
それでも時間を掛けて少しづつ変化させていけば自分にピッタリなルールが出来上がると思います。
最後にあまり思い浮かばない方用にルールをたくさん書き出したメモをご用意しました。
「ルール作成用メモ」PDFデータ
https://career-selection.com/wp-content/uploads/2020/07/447cfa06cfabbe983bfec69c2bc81910.pdf
7つも思い浮かばない!って方は参考にしてみて下さいね。
私のセブンルール
物事の本質を捉える
物事の本質を捉えるとは、本当に重要な事を見極めるという事です。
本質を捉えるというのは、理由や背景を考える事。
「なぜ?」を考える事で本当に重要な事が見えてきます。
それにより、無駄が削ぎ落とされてシンプルな思考ができ、余計な事に振り回されないようになります。
マクロ視点、ミクロ視点についてはこちら↓↓↓
新しい事を学ぶ姿勢を持ち続ける
年齢を重ねる毎に学ぶ姿勢を失いがちです。
私は一日に何か小さな一つでも新しい知識を吸収するようにしています。
一日に一つなら365日で365の知識を得る事ができます。
そうした学びを自分や自分の周りの人に使う事で少しでも人生をプラスの方向に向けたいと考えています。
常にアンテナを張って過ごす
道を歩いている時、電車に乗っている時、家でテレビを見ている時、ふとした日常の全てにアイデアが落ちています。
ふと目にした広告、人の行動、普段利用しているサービス等には色々な仕掛けが詰まっています。
世の中の人達が「こうすれば面白いんじゃないか?」が詰まっています。
それらを見逃さない様に常にアンテナを張る様にしています。
人を頼る
私は人を頼るのが苦手です。
相手が迷惑するのではないかと考えてしまいます。
でも、頼られるのは嬉しく思います。
これって、よく考えると不思議ですよね?
それからは、人を頼るのは人を喜ばせる行為でもあると考える様になりました。
そして、人を頼る為には頼れるだけの人間関係を構築しなければいけません。
「甘える」と「頼る」の境界線には気を付ける様にしています。
環境を整える
私は意志の弱い人間です。
冷蔵庫にプリンがあれば我慢できませんし、締め切りがなければついつい腰が重くなります。
そんな時、自分を客観的に見てコントロールするのですが、意志の力ではコントロールできないので環境を整えます。
冷蔵庫にプリンを買わない。締め切りが無くても相手に提出日を宣言する。
セルフコントロールについての記事はこちら↓↓↓
遊び心を忘れない
どうすれば楽しいか?楽しんでもらえるか?の思考を大事にしています。
人間の脳は「遊び」を求めるようにできています。
「遊び」は脳の活力になります。
そして、ちょっとした遊び心の「粋」な部分に惹かれます。
おもしろきこともなき世を面白く
すみなしものは心なりけり
高杉 晋作
自分を見つめ直す時間をとる
今日の自分と来月の自分、来年の自分、考え方や価値観が変わっていると思います。
多分それが「成長」なのだと思います。
その変わった自分、成長した自分を定期的に見つめ直し、変化をきちんと自分に認識させる時間を取っています。
そうする事で自分を理解して使いやすくしています。
さて、ここまでお読み頂きありがとうございました。
あなたもセブンルールで不変の強さを手に入れてみませんか?
もし興味をもって頂いたら自分なりの「セブンルール」をつくってみて下さいね。
それではまた!
国家資格キャリアコンサルタント 渡邊 和真