スイッチスポーツ代表 小西 龍也(100人インタビュー)

100人インタビュー3人目は、小西 龍也さん。

株式会社SWIMY代表

スポーツを通して子供たちの「生きる力」を伸ばす、スイッチスポーツという児童発達支援・放課後等デイサービスを千里中央で運営されています。

非常にポジティブで、失敗を恐れない行動力でどんどん前に突き進む、推進力のある方でした。

アメフトをやられていたそうで、大きな体に優しそうな笑顔が印象的です。

普段は、お子様を相手にお仕事をされていますが、きっと子供にも好かれるんだろうなと思いました。

愛称は「こにたん」。

それではまずは活動内容から伺ってまいります。

活動内容は?

「スイッチスポーツ」という発達障害のお子様向けの個別運動指導がメインの活動です。

理念は「生きる力を伸ばす」です。
素敵な理念ですね。
どんな形でレッスンを行うのですか?
マンツーマンのレッスンで、運動を通じて社会で生きていく力を身に付けてもらいます。
頑張る力だったり、嫌なことを楽しめる力だったり、協調性だったり、運動能力以外にも心が鍛えられます。

実際に、多くのお子様が変わっていくのが見ていて嬉しいですね。
挨拶嫌がっていた子ができる様になったり、
自分ルールが強かった子が相手の意見に耳を傾けられるようになったり、
相手に合わせる行動ができる様になったりするんです。

お子様でも親しみやすいスポーツで、生きる為の大事な事を自然に身に付けてもらえるこの仕事に誇りを持っています。

他にも、幼稚園での運動指導や、子供達にフラッグフットボールを教える活動も行っています。
この中からお子様に選んでもらい、レッスンを行います。
ご家族に見守ってもらいながら、社会で生きていく力を身に付けてもらいます。
スイッチスポーツの活動を通じて生きる力を得た子供達が沢山いるんだと思うと、とても素晴らしいお仕事ですね。

次は、そんな事業をはじめたきっかけを伺っていきたいと思います。

スイッチスポーツをはじめたきっかけ

幼稚園の体育指導をしている会社に入社したのがきっかけですね。

元々子供が好きで、実は大学在学中に高校へ教育実習にも行きました。
高校生よりも小さな子供達と触れ合うのが好きだと再認識してその会社に入りました。
では、最初から天職に出会っていたという事ですね?

どうなんでしょう?

前の職場では、ポンコツって呼ばれてましたし(笑)

事務作業がすごく苦手で、ミスも多い、
幼稚園のダブルブッキングをしてしまったりで大変でした。
すごく意外です。
会社の代表を務めている方ともなると、会社員の時もエリートとして働かれているイメージがありました。

でも、この後の話を伺って納得しました。

一つの職場では、上手くいかない時も、環境を変えれば花開く事もあるんだと思わせてくれますね。

では、いよいよ退職から個人で仕事を請け負うまでのストーリーを聞かせて頂きます。

退職にあたり

実は奥さんには事後報告だったんですよ(笑)

最初、少し相談していたんですけど、かなり反対されました。
何せ子供も生まれた時だったので、、、
それは、なかなかのタイミングですね(笑)
そうなんです。
やりたい事が我慢できないんですよ。

それでも「なんとかする」って言って辞めちゃいました。
なんとかできると思ってましたし。
凄い自信ですね(笑)
はい(笑)
でも、実際は危なかったと思います。

辞める時に挨拶に行った、6年間お世話になった幼稚園から個人契約の依頼をもらってたんですが、週に1回だけ、、、
それ以外は当てがない状態で退職を決めました。

それでも運が良かったのもあると思います。
ちょうど、辞める時に今のスイッチスポーツの原型になる会社からお声がかかりました。
「辞めるならうちで仕事せぇへんか?」って、週に3回だけお仕事させて頂ける事になりました。

それでも、もちろん不十分なので、新聞配達したり、パチンコ屋の台拭きの仕事をしたり、契約している幼稚園にフラッグフットボールを教えたいとお願いして仕事をもらったり、ついでに休みの日はアメフトしてました。
凄い活動量ですね!
それだけ活動して大変じゃなかったですか?
楽しかったですよ!

天職だと感じた瞬間

何が楽しかったって、今でも前の会社に感謝しているんです。
最初の会社では「ポンコツ」だった僕が、この会社では指導内容を褒められたんです。
「この仕事向いている」って言われました。

実は最初の会社にいる時も、自分ではこの仕事向いているのではと密かに思っていました(笑)
でも、実際の指導内容より、数字だけで判断されてました。
それが、この会社で認めてもらえた事で、自分の仕事が確信に変わりましたね。
人に認められ、褒めてもらえたからこそ、自信が確信に変わったんですね。
そうなると幼稚園の指導も楽しくなってきました。
不思議なもので、前の会社で上司から会員数を集めろと言われていた時はできなかったのに、自分が楽しんで好きなようにやっていると、どんどん会員数も伸びていきました。

この生活が3年位続いて、自分で会社をやる事を検討し始めます。
ちょうどそのころ、アメフトの先輩が放課後デイサービスをやりたいという事で声をかけてくれ、一緒に会社をはじめる事にしました。
でも、一年位で経営方針がぶつかり、辞める事になります。

その後、元同僚の方と一緒に今のスイッチスポーツを立ち上げました。
改めて、楽しく仕事をする、好きな仕事をする事の大事さを教えてくれるエピソードですね。
そうすれば実績や結果はついてくるものなんでしょうね。

では、今後についても聞いていきますね。

今後について

今後は、障害のある子とない子が一緒に過ごせる機会を多く作りたいですね。

僕、キャンプが好きなんですよ。
この間も行ったんですけど、障害のない子は障害のある子の事を小さいうちに知ってほしいし、そういう子達とも仲良くできるんだという事も感じてほしいんです。

小さい子はそこに境目がない事が多いんです。
それが、中学生や高校生と大きくなっていく内に境界線を作ってしまう、、、
そうなる前に自然にお互いの事を知ってもらい、距離が縮まる。
周りに障害のある子がいるのが、普通、あたりまえの世界にしたいと思っています。
素直な子供の内に大切な事を肌で感じてもらうのは、素晴らしいですね。

他にも考えている事はあるんですか?
そうですね、今は2店舗目を考えています。
実は、待機児童が40名程いらっしゃるので、受け入れる為にも出店したいです。
でも、同じことやっても面白くないので、次はプールでの指導を検討しています。

後は、料理での指導も面白いかな~と思っています。
僕、たこやき屋をやりたかったんですよ!
実はスイッチスポーツの前でやろうとして機材も全部揃えたんですよ。
でも、商店街の許可が下りなくて、、、
機材全部揃えたのに?
そうなんです。
会社の子達にも、また好きなことして、、、って呆れられました(笑)

また、3店舗目とかでやろうと思ってます。
やりたい事にもアイデアにも溢れてますね!

やりたい事に突き進む秘訣とかはあるのですか?
正直言うと、周りの方々に助けてもらっているだけだと思います。
支えてくれる人がいるからです。
家族やスタッフや友人が「またアイツは好きなことして」って言いながらも好きにやらせてくれるんです。

後は、人が行きつきたい場所ってみんな同じだと思うんです。
死ぬ時に「楽しかったな」で終わりたいはずですよね?
やりたくない事をやり続ける事は正解じゃないと思います。
たしかに、、、
真っ直ぐな思いですね。

支えてもらえる仲間に恵まれているのも、そんな、こにたんの人柄だからこそなんでしょう。

素敵なお話を聞かせて頂きました。
ありがとうございます。

インタビューを終えて

今回は活動拠点に伺った事もあり、より、リアルな活動内容も知る事ができました。

しかも、最後に驚きのプレゼントが!

私の名前(かずま)で文章を書いてくれています。

こにたんの手作り。

感激です!

前の会社でお礼状を筆字で書き始めたのがきっかけらしいですよ。

習字とかを習っていた訳ではなく、自己流で続けている内にこのクオリティになったそうです。

そんな素敵なこにたんのスイッチスポーツなんですが、

こにたんを支えてくれる仲間を募集しておられます。

スポーツを通して子供たちに「生きる力」を伸ばすお手伝いをしてみませんか?

こにたんと素晴らしい仲間達が出迎えてくれますよ。

お問合せはこちら↓↓↓

https://switchsports55.jimdo.com/

この企画もはじめて3人目という事でまだまだ先は長いのですが、企画を通して出会う人全員からパワーをもらえる素晴らしい企画になっている気がしています。

少しでも皆さんに伝わっていれば嬉しく思います。

それでは、また!

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