将来の講演家?!食品メーカー営業 稲垣 雄也

今回のインタビューは稲垣 雄也さん。
社会人1年目!これからの日本の未来を担う逸材です。

非常に礼儀正しく、人懐っこい好青年でした。
内には熱く燃える信念をお持ちです。

「努力すれば人は変われるという事を証明したい!!」
力強い想いを語ってくれました。

将来は自身の経験を人に伝えていく様な講演家を目指しておられるそうです。

どの様な過去の経験から将来への道筋を描く様になったのか?
社会人1年目で将来に向けてどの様な取り組みを行っているのか?

この辺りをどんどん掘り下げていきたいと思います。

活動内容

まずは今現在の活動内容から伺えますか?
食品メーカーの営業をしています。
なぜその仕事を選ばれたのですか?
食品メーカーって歴史を大事にする企業が多く、業界的に安定もしています。
その反面、新しい事を取り入れる事に慎重な部分があります。
そういうイメージはありますね。
僕は積極的に新しい事を取り込むのが好きなので、あえてそういう業界に飛び込む事で新しい風を吹かせれるんじゃないかと思っています。
凄い!カッコいいですね!!
自分の様な考えをする人が少ないので目立つ事ができるんじゃないか?チャンスが広がるんじゃないか?っていう思いもありますね。
なるほど〜
多角的な視点で就職先を決めたんですね。
将来の為にも、業界の第一人者として活躍できる存在になりたいんです。
素晴らしい意識ですね!
何故、その様な考えに至ったんですか?
実は、将来は講演家になりたいんです!
その為には発信力を持たないといけないと思ってます。
「何を言うかより誰が言うか。」って言うじゃないですか?
確かに、どんなに良い事を言っていても発信力が伴わなければ人々に届かないですもんね。
そうなんです。
だからこそ、その業界の第一人者になる事で自身の発信力を高めていこうと思っています。
なるほど〜
自分の将来に向けて、就職先を選んだという事ですね。

講演家になって伝えたい事はなんですか?
僕は、挑戦したいけど不安や恐れから一歩が踏み出せない方などに対して、挑戦する事や行動する事で人生が変わるという事を伝えられる存在になりたいと考えています。
素敵な想いですね。
どうやって伝えるんですか?
僕自身の経験から伝えていきたいです。
僕は「努力すれば人生は変われる」という事を証明したいと思っています。

今までも行動する事で、自分に自信を持てたり成長できたりといった成功体験をしてきましたし、今後も行なっていきます。
それは素晴らしいですね。
実体験からの言葉には説得力がありますからね。

では、次に「努力すれば人生は変われる」という事を証明したいと思ったのは何故か聞かせてもらえますか?

内気な中学時代と部活に打ち込んだ高校時代

元々中学の時はすごく内気な人間だったんです。
へぇ!そうは感じないですね。
そんな自分が嫌だったんです。
いつでもクラスの中心にいる人が羨ましかったです。
変わりたいって思っていました。
そんな自分を変えたくて行動を始めたんですね?
実際に行動を始められたのは高校生の頃でした。
サッカー部の頃の話です。
聞かせて下さい。
高校のサッカー部の練習メニューで7km走というのがありました。

実は僕、中学の頃はクラブチームでのサッカーと並行して陸上部で長距離をやっていました。
だからチームメイトからは、7km走に対して凄く期待されていました。
元陸上部という事でハードルも上がってまして、、、
確かに、陸上部だと速そうですよね。
ところがフタを開けてみれば、、、
ダントツの最下位(笑)

早い人で23分とかで走っちゃうんですけど、僕が最初に走った時は48分位かかっちゃいました。
倍ぐらいですね、、、どうなったんですか?
ボロカスに言われました。
「お前、雑魚くね?」
「それでも、陸上部か!」
みんなから言われるので凄く悔しかったですね。
中学生って容赦ないですもんね。
こんなに悔しい感情って沸くんだって思いました。
それと同時に自分が努力しなかった結果だとも思ったんです。
原因を自分においたんですね。
それからは、みんなを見返す為に努力を重ねました。
どんな努力をしたんですか?
練習後にも毎日筋トレやランニングを欠かさず行いました。
高校の陸上部の子に走り方も教えてもらったりして、練習量は誰にも負けなかったと思います。
それを胸張って言えるという事は本当に努力されたんでしょうね。
そうすると徐々に結果が現れ始めて、高校3年生の時には気付いたらサッカー部で1番になってました。
おぉ〜!!凄いですね!!!
チームメイトから「まさかお前に抜かれる日が来るとは!」って言われました。
ドラマみたいですね。
最下位から高校3年間をかけて1番になるって本当に凄い事だと思うし、自信に繋がりますね?
そこで初めて自分に自信が持てる様になりました。
「人は努力で変われるんだ!」って信じれる様になりました。
大きな成功体験ですね。
そうなんです。
この経験が始まりでした。

そして「人は努力で変われる事」を理解したら、大学では内気な性格をどうにかしたいと考える様になりました。
なるほど、別の事も努力で変える事ができるんじゃないかと考えたんですね。
それでは次は大学時代について聞かせて頂けますか?

内気な性格を変える為に行った事

その1 プレゼンでアウトプットの機会をつくる

内気な性格を変える為に、まずは人と話す事への苦手意識をなくす様な活動を行いました。
なるほど、人と上手に話せる様になれば内気な性格も変わっていきそうですね。
僕は和歌山大学の経済学部だったんですけど、エキスパートコースという制度がありました。
どんな制度なんですか?
入学する際に希望者を募られて面接に通れば入れます。
教授にプレゼンする機会が圧倒的に多かったので希望しました。
どうでしたか?
その頃の僕は人前で話をすると、足が震えるほど緊張してました(笑)

めちゃくちゃ話し下手でしたけど、回数を重ねる内に反省する事も徐々に少なくなっていき、人前で話す事が嫌いじゃないのかもと思える位にはなっていきましたね。
なるほど〜
プレゼンって考えている事をまとめますし、アウトプットする機会にもなりますし、人前で話すことへの苦手意識の克服にはぴったりでしたね。

その2 販売職のアルバイト

それに合わせてスポーツショップで販売のバイトもやってみました。
1番人と接する仕事は販売職だろうと思って選びました。
どうでした。
最初は自分からお客様に話しかけるとか全くできなかったですね。
求められる事に応えるだけみたいな感じでした。
慣れてないとそうなりますよね。
それが、徐々に慣れてきてコミュニケーションを取っているうちに人と話す事が楽しくなってきました。
へぇ〜、苦手な事が楽しくなるって良いですね。
どんなところに楽しさを感じたんですか?
色んな人がいて、様々な価値観や考え方があるんだなぁって実感したら楽しくなってきましたね。

そうする事で結果もついてきました。
お客様の足の大きさにあったオリジナルインソールの販売実績で3ヶ月連続1位を取る事もできたんです。

今までの受け身の姿勢では絶対出せなかった結果だと思いますね。
おぉ〜凄いですね!
カスタマイズするインソールって値段も高いですし、提案力が無いとなかなか販売につながらないですもんね。

その3 ゼミでラジオに出演

そして2年生になりカフェを経営しているゼミに入りました。
商店街にあるカフェで、一般のお客様も来店されるカフェを経営していました。
面白そうですね。
何故このゼミを選ばれたのですか?
教授が非常にユニークな方で、よくテレビにも出演されています。
そうした業界に精通されていることもあり、カフェの広報活動の一環としてテレビやラジオ、新聞のインタビュー等で話す機会をいただけるんです。

これも人前で話す機会なのでチャレンジしてみる事にしました。
どんどんステップアップしてますね!
やってみてどうでしたか?
それまでの経験で、少しずつ人前で話す事に自信は出てきてました。

でもこれは、めちゃめちゃムズかったですね。全然ダメでした(笑)
あらら、、、どの辺に苦労したんですか?
特にラジオですね。
フリートークなんですけど、緊張しすぎて噛み噛みでした。
あまりに酷くて、台本で予定していた質問が飛ばされちゃいました(笑)
そりゃ、緊張しますよね。
ラジオだと視聴者さんが見えないので、反応が分からないんですよね。
このままこの話を続けて良いのか?とか余計な事も考えてしまってました。
確かに視聴者が見えないと難しそうですね。
とはいえ、そんなこんなで色々経験していく内に人前で話す事は好きになりましたし、そうする事で内気な性格も変わっていく事ができました。
素晴らしいですね。
本当に努力で内気な性格も変えていったんですね。
そうする内に大学の集大成の様なチャンスが巡ってきます。

後輩に向けた講演会

就活の時期に、高校の先生から後輩を応援する講演を行ってほしいと依頼がありました。

テーマは「国公立大学の魅力を後輩の高校生に伝えてほしい」という内容です。
おぉ~凄いですね!
もちろん、ありがたかったです。
でも、当たり前ですけど講演なんてした事ないですし不安でした。
確かに不安になりますよね。
どうされたんですか?
講演を実際に行っている人に話を聞きに行こうと思いました。
講演家に1人心当たりがありまして、、、
誰ですか?
キングコングの西野亮廣さんです。
その頃僕は、西野さんのオンラインサロンに入ってました。
事情を伝えると快く相談に乗って下さいました。
ありがたいですね。
どんなお話が聞けたんですか?
こんなアドバイスをもらいました。

「全員が興味を持って聞いてくれる相手であれば、話術で盛り上げる事ができると思う」


「でも、今回は高校生なので全員が話に興味があるかはわからない」


「それなら数字を使って、具体的に分かりやすい話をした方が興味を持ってくれる可能性が高い」

「定性的ではなく、定量的な話をした方が良い」

確かにそうかもしれません。
わざわざ講演を見に来るお客様ではなくて、学校の行事として参加する高校生に興味を持ってもらうのは違いがあるって事ですね。
実用的なアドバイスです。

実際にやってみてどうでしたか?
200人位居てびっくりしました。
僕のお世話になった先生方も居てちょっと話しづらいところもありましたね。
そりゃ緊張しますね(笑)
でも、結果的にめっちゃ楽しめました。
みんなの反応を見ながら話を進める楽しさや、僕の話を真剣にメモを取って聞いてくれる人もいて、誰かの人生に良い影響を与えているかもしれないという喜びもありました。

大袈裟かもしれませんが生き甲斐の様なものを感じました。
それは、めっちゃ良かったですね!!
これが将来、講演家になりたいという夢に繋がっています。
なるほど~
内気な性格を直したいと努力を続けた結果、性格も前向きに、将来の夢にも巡り合う事ができたんですね。
素敵なストーリーです。
ありがとうございます。
でも、できない事ができるようになるって素晴らしい事ですけど、大変な事もありますよね?
途中で挫けたりしなかったんですか?
正直、何度も折れそうになりました。

日本人ってどこかで「出る杭は打つ」みたいな傾向があるじゃないですか?
いわれのないバッシングなんかもありましたし、そういうのは辛かったですね。
確かにありますね。
どうやって乗り越えたんですか?
負けず嫌いな自分に助けられました。
昔の自分に戻りたくないって思いがとても強かったから乗り越えられたんだと思います。
凄いなぁ。
今はどうですか?
今はそういう事も無くなりましたし、むしろ僕の話を聞きたいって言ってくれる人達もいてくれて、頑張ってよかったなと心から思えます。
僕もこんな貴重な話を聞けてとても嬉しいです。

社会人になって

今は社会人一年目という事なんですが、今も挑戦は続けているんですか?
実は、食品メーカーの世界レベルのマーケッターの方とお会いした際に、「あなたを超えてみせます!」って言っちゃったんですよ。
おぉ、、、凄いな(笑)
相手の方はどんな反応でしたか?
「そんな簡単じゃないよ」って笑顔で言われました。
なんで、やらざるを得ない状況になりました!
目指すべき存在ですね。
他にも目指す人物とかは居るんですか?
スティーブ・ジョブズが大好きなんです。
どんなところに惹かれるんですか?
なによりプレゼン能力に憧れますよね。
ずっと自分が磨いて来た事なので、その最上位にいる人だと思っています。
確かにそうですね。
名言も多く飛び出しますしね。
「自分の直感に従え!」っていう言葉は大好きです。
では、将来はジョブズの様な講演が観れる様に期待してますね!

では、その目指すべき人達に向かう為に行っている事はありますか?
冒頭にお話した通り、食品業界での第一人者として認められる存在になろうと思っています。
まずは営業成績でNo.1を獲ることですね。
意識が高い!流石ですね!
それから、今の会社に新しい事をどんどん提案して取り入れていこうと思っています。
どんな事ですか?
今は自社製品の口コミ動画やタブレットの導入を提案しています。

あとは、僕が新人の時に困った事をまとめておき、次の新入社員の為に新人マニュアルも作っています。
めっちゃアクティブな新入社員ですね!
そうやって自ら動く姿勢を見せていると、先輩からも評価され、仕事も任せてもらえる様になってきています。
この間もパッケージデザイン変更の打合せに呼んでもらいました。
主体性を評価されているんですね。
こうしてどんどん新しい事を取り入れていこうとする人を増やしていきたいですね。
そうする事で自分も会社も成長していけるんじゃないかと思っています。
会社を引っ張る存在になり、業界の第一人者になる。
そこから講演家になって人々に勇気を与える存在になる。
素晴らしいプランですね、是非実現してください。
応援しています!

インタビューを終えて

子供の頃の辛い経験からそれを計画的に乗り越えて自信に変えたのは本当に凄いと思いました。
講演家になるにも大きな武器になると思います。

「過去は変えられる」とは良く言われています。

稲垣さんにとって、内気な自分や馬鹿にされた経験があったからこそ、変わりたいという原動力になりました。
今目指すべき夢があるのも過去の経験があるからだと思います。

稲垣さんも「過去の経験の全てに感謝している。」とおっしゃられていました。

人に勇気を与えられる言葉をお持ちの方でした。
是非とも夢を実現して欲しいなと思います。


そんな稲垣さんですが、ブログを始められた様です。

https://note.com/yuyainagaki

実は、インタビューの時に「ブログを始めようかと思ってる」という話だったのですが、翌日には記事を掲載してました。
素晴らしい行動力ですね。

ちなみに渡邊は、インタビューをしてから記事のUPまで1ヶ月近くかかっている体たらくでございます。
(稲垣さんゴメンナサイ)

そんな稲垣さんを今後も応援していきたいですね。

それでは、また!

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