今日はシンプルなルールで高度な戦略を楽しめる【宝石の煌き(Splendor)】を紹介させて頂きます。
このゲームは、正直言うとボードゲームを初めてやる方にはあまりオススメできる内容ではありません。
運の要素ももちろんありますが、戦略が非常に重要なゲームなので初心者はなかなか勝てません、、、
私も勝ち筋がわかるまでは、ずっと最初はボコられていました。
ただ、何度かプレイしてもらうと、このゲームの奥深さや面白さを感じて高確率でハマります。
そんな取っつきにくさは多少あるゲームですが、ボードゲーマーの中でも多くの方に愛されているゲームなので是非とも一度はプレイして頂きたいと思い、ご紹介させて頂きます。
【宝石の煌きSplendor】とはどんなゲーム?
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:40分~60分
宝石を集めて得点カードを購入していきます。
他プレイヤーの動向や場に展開されたカードから戦略を立て、いち早く勝利点を稼ぐゲームです。
シンプルなルールなのですが、プレイ毎に戦略が変わる為、奥深い戦略が楽しめる良ゲームです。
ボードゲームのランキングなどを見てもだいたい上位に入っています。
ゲームの内容
自分のターンに以下の内容から一つ選んで行動します。
- 宝石トークンを取る。(3色1枚づつor1色2枚)
- 場のカードを予約すると同時に黄金トークン(どの宝石といても使える)を取る。
- 得点カードを宝石で購入する。
※宝石トークンが場に4枚無い場合は1色2枚の選択肢を取る事ができません。
※手持ちのトークンは10枚しか持てない為、それ以上取ると余計な分は場に返さなければいけません。
得点カードには宝石が書かれており、カードを購入すれば宝石トークンの代わりとして使い続ける事ができる為、得点カード購入すればするほど更に良い得点のカードを購入しやすくなります。
更に指定された色の得点カードが揃えば貴族タイルというボーナス得点カードを取得する事ができます。
そうしてゲームを進めていき、15点以上の得点を集めたプレイヤーが出たターン終了時に一番得点を持っていたプレイヤーの勝利です。
おすすめポイント
シンプルなルールでも高度な戦略が楽しめるのがおすすめポイントになります。
何も考えずにカードを確保しようとするとなかなか早く得点を稼ぐ事ができないので、ゴールをイメージしながら色の相性を考えて得点カードを取っていかなければいけません。
更に場のカードはレベル1~3に分けられています。
レベル1のカード | レベル2のカード | レベル3のカード |
購入安い | 購入普通 | 購入高い |
得点少ない | 得点普通 | 得点多い |
序盤はレベル3のカードが高い為に購入する事ができないので必然的にレベル1のカードから順番に買っていくことになる。
そうして徐々にカードを集める事でレベルの高いカードが買えるようになるシステムになっているのが、ゲームバランスとして非常に秀逸で楽しいです。
他のプレイヤーの動向によっても戦略を変えていかなければ勝てない為、レベル差があるプレイヤーとやると勝つのは困難ですが、どうすれば短いターンで得点を稼げるのかを考えるのが楽しいゲームです。
更に場の貴族カードや得点カードのラインナップがゲーム毎に変化する為、戦略が変わります。
その為、何度でも楽しむ事ができます。
初心者向け攻略法
カードの購入枚数を考える
まず、初心者の方がやりがちなのが、レベル1のカードを多く購入してしまう事です。
レベル1のカード | レベル2のカード | レベル3のカード |
コスパ悪 | コスパ普通 | コスパ良 |
上記の表にある通り、レベル1のカードはコスパが悪い為、購入は最低限に抑えた方が良いです。
いかに少ない手数で得点を稼ぐかのゲームですからコストパフォーマンスが悪い事に費やす手番は勿体ないです。
カードの購入は少なければ少ないほど良いと思います。
具体的には7~10枚の得点カードで15点を稼ぐのを目標に進めて下さい。
※4人プレイの場合です。プレイ人数が減った場合はもう1.2枚必要になるかもしれません。
レベル1のカードは2枚、多くても3枚までに抑えるのが基本的な戦い方だと思ってください。
もう一つ効率の悪い戦略としては、少ない枚数で得点を稼ぐ事を考えるのであれば、貴族タイルを狙う戦略も勝率は低いといえます。
なぜなら、貴族タイルは少なくとも8枚の得点カードが必要になります。
決着がつくまでの枚数が7~10である事を考えれば4人プレイで貴族カードを取りに行く戦略では遅いと言わざるを得ないです。
色の相性とコストパフォーマンスを考える
基本的に「白、赤、黒」と「青、緑」はそれぞれ相性の良い組み合わせになります。
相性の良い組み合わせの宝石を優先して集める事で無駄が少なく得点カードを集める事ができる様に設定されています。
更に得点カードによってコストパフォーマンスが全然違います。
以下のカードは狙うべきカードなので予約してでも積極的に抑えにいきましょう。
- レベル3のカード:単色7で4点のカードや2色7.3で5点のカード
- レベル2のカード:単色6で3点のカードや単色5で2点のカード
まとめ
今日はシンプルなルールで高度な戦略を楽しめる【宝石の煌き(Splendor)】を紹介させて頂きました。
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:40分~60分
これまでにご紹介した、「カタン」や「チケット・トゥ・ライド」に比べると、初心者には取っつきにくさはあると思います。
それも、何度かプレイする事で戦略が見えてきて、このゲームの面白さが理解できると思います。
是非とも未プレイの方は一度だけとは言わず、複数回プレイをしてみて下さいね。
それではまた!