日本独自の雇用慣習や等級制度の見直しが行われ、企業内キャリアも、大きな変化が見られます。
個人としても、働き方の多様化が進む昨今、キャリアデザインを重要視される事も多くなってきました。
私は、今後のキャリアコンサルタントの存在意義として、キャリアデザインが重要なウエイトを占めているのではないかと考えています。
実は、私はこれまで行き当たりばったりの転職を繰り返す人生を歩んで参りました。
その為、キャリアデザインの重要性についてもっと早くに理解していればと悔やまれる事もありました。
そんな私の様に、行き当たりばったりな転職を皆様が繰り返さない様に、今日はキャリアデザインについてお伝えさせて頂きます。
キャリアデザインとは?
キャリアデザインとは、自分の理想を実現する為に、自分らしい人生を設計する事です。
自分の価値観や性格、経験やスキルを考慮し、仕事を通じて実現したい将来像やそこへ至るプロセスを明確にすることがキャリアデザインの概要です。
年功序列と終身雇用制が崩れつつあり、自分の人生を会社が守ってくれる時代では無くなりました。
以前よりも転職や副業等も一般的になりましたし、就職活動においても、一生働ける職場を探すのではなく、将来のキャリアに向けて必要な技術や知識を習得できる職場を探す方も増えてきました。
仕事選びに対する自由度は高まりましたが、その分、自分で自分の人生をきちんと設計する必要性が出てきた為に、キャリアデザインが重要視されつつあります。
キャリアデザインのやり方
自分らしい人生を設計する為に、まずは、目標を設定しましょう。
「自分自身がやりたい事」や「なりたい自分」を探して、目標を設定します。
でも、人生の目標とか考えた事ないし、、、
そんな方もおられますよね?
そんな方は自己分析から始める事をおすすめします。
人生の目標を見つける自己分析のポイントは3つです。
好きなことは?
まずは好きなことを考えましょう。
人間の好きなことに没頭するパワーは凄まじいものがあります。
みんなそれぞれ時間を忘れるくらい熱中した事ってあると思います。
過去から現在までに自分が熱中してきた「好きなこと」を探してみましょう。
得意なことは?
次に得意なことを考えてみます。
好きなことでも得意じゃなければ結果が出ずに嫌いになるかもしれません。
得意である事も必要になります。
仕事や部活、サークル活動や私生活において自分が得意だった事を洗い出しましょう。
ニーズはあるのか?
最後は、世の中にニーズがある事。
熱中するくらい好きで得意なこと、それが世の中のニーズに合うことなら必ず結果に繋がります。
ただし、ニーズが無い事であっても仕事にしない、趣味の範囲なら考える必要はないのかもしれません。
以上の事を図にしてみます。
好きなこと×得意なこと×世の中のニーズがあること、真ん中のマーカー部分が3つ揃っていることです。
その中から目標の設定を行う事が、キャリアデザインの最初の一歩であり、一番のポイントになると思います。
目標を設定、その後は?
その後、設定した目標に対する課題について洗い出しを行います。
・今の自分は何が足りないのか?
・今後はどんな課題に取り組むべきなのか?
・必要なスキルを習得するにはどうすれば良いか?
これらの洗い出しを行います。
こうした要素をタスク化していき優先順位を決め、期限を設定します。
これらの目標達成のプロセスに関してはまた別の機会に詳しく書かせて頂きますね。
まとめ
というわけで、今回はキャリアデザインについてお伝えさせて頂きました。
ポイントは、2つ
・働き方の多様化が進んでいる時代において、個人が自分の人生を設計する必要性が出てきた。
・自分らしい人生を設計する為には明確な目標が必要で、目標を見つける為には自己分析が大事。
キャリアデザインは、目標設定が肝心です。
自分自身で納得のいく目標を設定できるまで徹底的に自己分析を繰り返しましょう。
本当のやりたい事に出会えた時が、あなたの素晴らしいキャリアのスタートになります。
是非、素敵なキャリアデザインを行ってくださいね。
それでは、また!