こちらの記事に興味を持って頂きありがとうございます。
キャリアコンサルタントの渡邊です。
今日は、面接対策のお話です。
中でも、一次面接が上手くいかない人に関する記事を書きたいと思います。
会社によって選考の回数が違いますので全てに当てはまる訳ではありませんが、二次選考以降の面接がある会社には、役に立つ対策を採用担当者目線でお伝えしたいと思います。
一次面接と二次面接以降は別物
「一次面接も二次面接も面接なんで同じでしょ。」と思っていると足元をすくわれます。
そして、「一次面接なので、二次面接より簡単だろう。」と思っていませんか?
人によっては一次面接を通過する方が大変だったりするんです。
今日は一次面接の通過ポイントを採用担当者目線でお伝えしますね。
一次面接の通過率
一次面接ってどの位の方が通過していると思いますか?
人気のある企業で、営業や事務職のような競争率の高い職種なら、中小企業の中途採用でも数百名の応募者がいます。
そこから書類選考で3~4割に絞られ、その中の、更に3割が一次面接を通過できます。
上の図で計算すると、応募者が100名だと書類選考で30名になり、その中で一次面接を通過するのが9名となります。
つまり、応募から考えると10%以下の通過率となります。
どうですか?
10人に1人の人材で、やっと二次以降の面接に挑めるのです。
思っているよりシビアだと感じた方もおられるのではないでしょうか?
もちろん、応募者の数も、選考通過率もピンからキリまでありますが、あまりにも応募者の少ない企業や選考通過率が高い会社は入社する側としても不安になりますよね?
安心できる企業に入社をするのであれば、10人に1人の人材となる位のアピールは必要と考えておくべきではないでしょうか?
一次面接は応募者が多い
一次面接のポイントは応募者が多いという事です。
先述しましたが、中小企業でも人気の企業で、営業や事務の仕事なら数百人の応募が来る事も少なくありません。
仮に300名の応募者があったとして、書類選考の通過率が30%だとすると通過者が90名となります。
90名の応募者を面接するとなれば、個別面接する場合、一人ひとりの時間効率を考えなければなりません。
面接時間は1時間位をとる企業が多いと思いますが、採用担当も多くの面接を行う為、できる限り効率的に面接を行うようにする事が考えられますので、想定よりも短い時間で見切られる事が多くなるのが一次面接なのです。
反対に二次面接では、一定の選考を通過した人物であり、面接者の数も少なくなっているのでじっくり時間を使う事ができます。
一次面接では、短い時間で如何に強い印象を残すのかが非常に重要なポイントになる事は意識しておいてください。
過不足がない人は、印象に残らない
一次面接のポイントとして、短い時間で強い印象を残す事をお伝えしましたが、どの様な人物が選考通過するのでしょうか?
採用担当のお仕事をしていると、他社の採用担当と繋がりを持つ事が多く、よく他社の選考内容についてお話を伺うのですが、多くの会社で選考が見送られる方の共通点があります。
それは、個性が弱い人です。
個性と言っても、突拍子もないような事を言う人とか、極端な思考をしている事が必要なわけではありません。
採用担当に個別で「何故採用を見送ったのか?」を聞いた時に一番多い回答が、「特別悪い点があったわけではないが、選考通過させるほどのアピールポイントがなかった。」という内容です。
一次面接で見送られる方は、印象も、受け答えも、質問も、悪いわけではないのです。
何か1つでも、相手に興味を持たれる内容が足りていないのです。
一次面接では、多少の不安要素は問題にならないと思って大丈夫です。
多少、マイナスの印象があっても、「気になる存在」になる事が重要だという事は意識しておいてくださいね。
気になる存在とは?
先述しましたが、一次面接での気になる存在とは、強烈な個性である必要はありません。
「ちょっと違うかも?」で十分通過できます。
- ずっと笑顔で話してくれる
- 素直に誠実に対応している
- 明確なアピールポイントがある
- 熱意を感じる
- ポジティブ思考である
- 予想外の質問にも落ち着いて対応している
- 物事を伝えるのが上手
- 理解力がある
- 自身のビジョンを描いている
- 逆質問が的確
そんなに難しい内容ではありませんよね?
しかも、全てができている必要はありません。
このうち、いくつか自分のできそうな事で「10人に1人の存在になる」のを目安にすると選考通過率が上がるはずです。
まとめ
今日は、一次面接対策についてお伝えさせて頂きました。
- 一次面接通過率は10%位だと意識し、10人に1人の存在になる
- 短い時間で強い印象を残す
- 面接官に、何か1つでも「気になる存在」と認識させる
一次面接とはいえ、選考通過は簡単ではありません。
とはいえ、上記のポイントを意識すれば選考通過率は上げれるはずです。
頑張って下さいね!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
この記事が、あなたのキャリアにプラスになれば幸いです。
それではまた!
国家資格キャリアコンサルタント 渡邊 和真